自走式立体駐車場は雨や雪にも強い

立体駐車場には複数の方式がありますが、各地の施設で採用されている自走式立体駐車場は車の運搬を担うパレットや機械を設置する必要がなく、設置しやすい方式です。機械を設置して車の運搬をパレットに任せる機械式とは異なり、自走式立体駐車場のメリットはドライバー自身が車を移動させてくれる点にもあるでしょう。複数階構造になった自走式立体駐車場の中でスロープを使い、ドライバーが自分で駐車位置まで移動してくれるので、運搬用の機械は不要となっています。また、ドライバー側からしても自分で車を移動させなければいけないものの、好きな駐車スペースに停められる利点があります。

出入り口が近い位置や買い物をしたい階のそば、荷物を持って移動しやすい場所など、スペースが空いてさえいれば好みの駐車位置を確保できます。自走式立体駐車場のメリットには、複数階構造ならではの上階の存在もあります。下階にとっては上階の存在が実質的に屋根となるため、雨や雪が吹き込みにくく、天候が悪い日にも利用しやすいでしょう。雨や雪など天候によっては利用不可になってしまう平面の駐車場とは違い、年間を通して安定して利用できます。

ただし外壁については一定の開口部分を取ることが定められており、災害時にも多くの人が集まれる避難場所として利用されることもあります。自走式立体駐車場は複数階構造で収容人数に優れており、多くの人が入れる施設としても活用されています。

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