自動車学校の新しい役割について
自動車学校は、初めて車の免許証をとる方が通う学校だと思っておりました。現に私も50数年前に一月ぐらい通い無事運転免許証を取得できました。その後全く縁がなかったのですが、6年前に脳梗塞を患い、当初歩けない、物が上下にぶれて2重に見えるなどの症状が出て車の運転は無理ではないかと思っておりました。症状も良くなり、リハビリ病へ再入院することとなり、その際、車の運転が出来るようになるかと先生に尋ねたところ、出来るようになるとの返事を頂き、リハビリにも励むことが出来ました。
退院間近になり本当に運転できるかどうか確かめるために自動車学校へ行き実際に車に乗り、無事運転することが出来ることを確認しました。もう一度お世話になることが今年起きました。私は、今年の5月で70歳になったのですが、運転免許証の更新時期でもありました。1月に70歳以上の運転免許証更新者は、高齢者講習を受講しなければ、免許証の更新ができないとのはがきを受け取りました。
その講習は、指定された自動車学校で受けるよう記載されておりました。三度お世話になることとなりました。その内容は、約1時間の講義と運転適性診断、夜間視力、動体視力検査に実車運転と運転指導であります。この講習において、夜間視力、動体視力が若い方と比べると劣っているということを認識させられました。
出来るだけ夜間の運転は控えようと思いました。高齢者講習終了証明書が交付されました。これを持って免許証の更新に行きました。この講習のおかげで、免許証の更新時に従来は受けなければならなかった講習が免除され、短時間で運転免許証が交付され、得をした気分になりました。